特定保健用食品(トクホ)とは

投稿者: | 2018年4月11日
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「特定保健用食品」(トクホ)のテレビCMが多いと感じていませんか?

何やら他の商品より「健康にいいもの」というイメージだが、細かくどんなものか説明できる人は多くない。

ずっと昔から、あの乳酸菌飲料「ヤクルト」の入れ物に、おなじみの「トクホ」マークがついていたけど・・・あのマークをつけれるのは、どういう基準なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく、「トクホ」マークがついているから健康によさそう。世の中の健康志向に合わせて、このような飲み物や食べ物が多く小売店で見られる。

しかし、ある商品CMで私の思いは打ち砕かれた。そのCMとは・・・

 

 

 

 

 

 

「ええっ~! コーラが「トクホ!?」 

おいおい。コーラと言えばどちらかといえば「ジャンクフード」と呼ばれている、ハンバーガーとか、ポテトフライとかと一緒に頼んで飲んでるよなー。

確か、子供の時からあまり飲み過ぎは良くない。(砂糖水、何が入っているかはっきりわからない、歯が溶ける)と言われていたがその悪い情報を押しのけて、「やっぱり飲みたくなる味」でゴクゴクやっていました(笑)

 

 

 

 

 

 

しかし、管轄省庁である「消費者庁」も「トクホマーク」安売り状態じゃね?

そして、「コーラが特定保健用食品(トクホ)」だなんて「何でもありちゃうの~」

 

 

いったい「トクホ」って何? 選ばれる基準は?

 

特定保健用食品(トクホ)とは?

国による個別許可、健康の維持・増進に役立つ旨等の表示ができる。

消費者庁が主管。

不適切な生活習慣に伴う健康リスクを低減するよう工夫された食品。

1991年に制度が創設された。

「トクホ制度」は国が食品に健康への効用に示す表現を、具体的に表示することを許可する世界で初めての画期的な制度で、世界各国から注目を集めている。

 

トクホの目的は?

健康食品の科学的根拠を国が評価し承認を与えることで、消費者が安心して選べる製品ををわかりやすく示すことにある。

 

トクホは審査が必要なの?

国の審査が必要ですが、大きく分けて二つに分かれます。

 

A: 「個別許可型」・・・製品ごとに個別に審査・許可を得るもの。

 審査を申請する際に有効性や安全性を示すデータを付さなければならない。申請してから許可が出るまで最低でも2年程かかる場合があり、医薬品申請に準ずる費用と時間がかかる。

B: 「規格基準型」・・・あらかじめ定められた規格にあっていれば、審査不要なもの。

 

なるほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが!!

2015年4月1日より一定の条件を満たせば、食品メーカー自身が独自に実験を行わなくても、それを裏付ける第三者の論文を添付するだけで、「食品の機能」を表示することが認められるようになった。

※今まではトクホの認定を受けていれば、健康の維持・増進に役立つ旨等の表示が来ていたが、逆にトクホの認定を受けていなければ食品の健康効果を謳うことは基本的に禁止されていた。

 

これは、食品の「機能性表示」と言われるもので、2013年に安倍首相がアベノミクスの規制緩和の一環として発表。2015年の4月の食品表示法の施行に合わせて導入されることとなった。(安倍首相が経済効果を狙ったもの)

健康食品とはどう違うの?

やばい・・・頭の中が混乱してきた。


 

 

 

 

 

 

 

 

ここで表に整理してみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の区分図を見ていただくと、イメージしやすいと思います。

治療効果、効能、健康になるとか表示できる項目が色々とあるが、「医薬品」「医薬部外品」は医薬品医療機器等法(旧薬事法)で食品ではない。

いわゆる食品のグループで、「特定保健用食品」>「栄養機能食品」>「機能性表示食品」>健康食品の順番で並んでおり、特定保健用食品(トクホ)が食品の中では最上位で健康維持・増進に役立つものとされている。

最下位の健康食品は、効能・効果・機能性表示はできないのは、現状通り。

 

機能性表示ができるものとして、以下3つになる。

 

①「特定保健用食品(トクホ)」 (国による個別許可が必要)

※人間を対象とした臨床実験による効果を証明しなければならない。

資金力、研究者を用意できる大企業でなければ許可を得るのが難しい。

・花王「ヘルシア緑茶」 ・サントリー「黒ウーロン茶」 

・コカ・コーラ社「コカ・コーラ」

 

②「栄養機能食品」 (許可等は不要・届出制)

※国が定めた栄養成分の規格基準を満たしておれば、製造業者が各自の責任で「栄養機能食品」と表示することができる。

栄養成分以外は、「成分の機能」・「特定の保健の用途」の表示はしてはならない。

【製品例】

・ネスレ「ミオ」

・大塚製薬「カロリーメイト」

・伊藤園「豆乳でまろやか毎日1杯の青汁」

 

③「機能性表示食品」 (許可等は不要・販売日の60日前までに届け出)

※食品メーカーが独自に実験を行わなくても、それを裏付ける第三者の論文を添付するだけでよい。

消費者庁のホームページにアップされる。

【製品例】

・ファンケル「えんきん」

・カゴメ「カゴメトマトジュース」

・グリコ「朝食Bifixヨーグルト」

 

表示方法

「特定保健用食品(トクホ)」

1、おなかの調子

2、コレステロール高め

3、血圧高め

4、ミネラルの吸収を助ける

5、骨の健康が気になる

6、歯を丈夫にする

7、血糖値が気になる

8、中性脂肪が気になる

9、体脂肪が気になる

10、便通改善

11、肥満気味の方(部位は骨・歯・腸)

 

栄養機能食品

カルシウム・・・カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。

ビタミンB1・・・炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

×「糖尿病が予防できる」 ×「花粉症が治る」 ×「AカップがDカップになる」

 

機能性表示食品

「肌の状態を維持できる」は可能」

「〇〇の機能があると報告されています。」

「ヒアルロン酸Na: 肌の潤いに役立つ」

 

なるほど~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後になりますが、食品で「トクホ」以外は届出だけですので国のお墨付きはありません。

まあ。コーラも「トクホ」なのは驚きましたが・・・

メーカーの表示を鵜呑みにしないで、あくまで個人で管理していく必要があると思いました。時代の流れで、こういった商品は今後も増え続けていくでしょう。

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